
親御さんの介護にいきなり直面した時、「これから親の介護が必要となるかもしれないなぁ・・」と不安に思う時、あるいは、すでに仕事と介護の板挟みで苦しんでいる時、そのような時は決して一人で悩まないでください。気軽に相談できる身近な友人・知人がいるのであれば良いのですが、介護対応に詳しい人って実はそんなに多くはありませんよね。
「まずは公的機関の無料相談を利用したい」という方も多いと思います。その場合は、お住いの地域の「地域包括支援センター」に電話をしてみるのが良いと思います。電話番号がわからない場合は、地元の自治体(市役所・区役所)の代表に電話をして「地域包括支援センターの番号を教えてください」と聞けば教えてもらえます。アポ無しで地域包括支援センターを訪問しても相談に乗ってもらえるはずですが、訪問前に一度電話した方が待たされるリスクは減ります。
介護が必要になった時に、慌てて民間の老人ホームや介護事業所にご相談されることはお勧めできません。売上確保のために「当施設でしっかり介護いたします」となかば強引に入居を勧められる恐れがあります。空室がある施設はすぐに入居できますが、なぜ空室があるのか?と想像してみてください。また、入院している場合に入院している医療機関が必ずしも頼りになるとは限りません。退院後の介護施設として、病院の系列の施設や事業所を無条件に紹介されることがありますし、入院先の医療機関のリハビリ病棟でのケアが可能であっても、病院側の事情から、すぐに退院させて施設に入れたがるケースがあったりします。
私の義母(85歳)の介護の場合は、誤嚥性肺炎での二度目の退院後に、地域包括支援センター(※私の住む自治体の場合は「高齢者安心センター」という名称)を私と妻とで訪れて、介護認定調査をお願いしました。そのセンターには打ち合わせのためのスペースが無く、窓口のカウンター横で立ちっぱなしで話をさせられたことには少々驚かされました。自宅での認定調査から約4週間後に義母の認定(=要支援)通知書が郵送で届きました。その時、義母は誤嚥性肺炎での3度目の入院中で、一般病棟からリハビリ病棟に移った頃でした。入院していた病院では嚥下能力に関する専門外来は無いことから、退院後の通院先として少し離れた場所にある提携の大学病院を勧められましたが、リハビリ対応はしていないとのことでした。私と妻であれこれ調べて嚥下能力の専門外来と嚥下能力回復を含むリハビリ(※嚥下能力回復に向けては言語聴覚士、入院ですっかり弱った脚力の回復のためには理学療法士、がそれぞれ対応)を実施している近隣の医院(U医院)を発見し、「退院後はU医院への通院及びU医院の訪問リハビリを受けたい」ということを強く意思表示しました。地域包括支援センターの担当ケアマネと病院のソーシャルワーカーがその方針でしっかり対応してくれたこともあり、U医院での通院診察と訪問リハビリを受けることと可能となりました。何もわからないまま言われるがまま受け身でやっていたら、診察とリハビリを一体的に連携対応してくれるU医院の素晴らしい諸先生方に出逢うことはなかったでしょうし、すっかり元気を取り戻した義母の現状は叶わなかったように思います。
当研究所では、公的機関や関係施設の担当者とは違った立場・視点より、介護に関する高齢者様・ご家族様のお悩み事・お困り事に真摯に向き合い丁寧な支援を心がけております。地域包括支援センターのように「無料」ではありませんが、ご利用しやすい料金での明朗会計となっておりますので、お気兼ねなく気軽にご相談・ご利用下さい。
介護対応でお悩みの方は、一人で悩まずに是非とも信頼できる専門家に直接ご相談されることをお勧めいたします。書籍やインターネット媒体からも有益な情報を得ることは十分に可能ですが、その人にとって本当に必要な情報を迅速に探し出すのは意外と難しいようにも思われます。営利目的の勧誘や情報に惑わされることなく、専門家からの助言・支援を通じ、介護対応に悩み苦しむ高齢者様・御家族様のご負担やご苦労が軽減されることを切に願っています。